1・パウダーカラーフィニッシュ仕上げ
パウダーは粉末状のため調色が出来ませんのでメーカー既製品のパウダーカラーとなります。()
※パウダーコートは高温焼付け(200℃)のためホイールの錆、腐食の酷いモノや虫食い斑点の有るモノは異物、空気の湧き現象が起こるためパウダーコートには不向きとなる場合が有ります。
※塗装剥離からブラスト研摩しての丸ごと塗装となりますので1Psは表・裏・側面全て塗装します。 |
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マットブッラク |
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グロスブラック |
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グロスホワイト |
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グロスレッド |
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ゴールドメタ |
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エンジンシルバーメタ |
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グロスオレンジ |
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ヘッドカバー&ハンドル |
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表面がパウダーフィニッシュの場合、傷が付きにくい・飛び石に強い・高温に耐えられ色焼けしない・耐久性、退色性に優れています。
■パウダーコートフィニッシュ仕上げに不適性なホイール■
※パウダーコートを下地ベースとしての溶剤カラーやハイパー塗装などは全て可能です。
1・国産品(鋳造・鍛造)でも虫くい、腐食の酷いモノは腐食跡から異物気泡が出ます。
2・新しくても中国アメリカ製の鋳造ホイールは素材が悪く巣穴が多いため巣穴から異物気泡が出ます。
3・クロームメッキを剥離したホイールは剥離の際に素材を痛めますのでその箇所から異物気泡が出ます。
4・2Ps熔接ハメ殺しはリムとディスクの僅かな隙間辺から異物気泡が出ます。
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ブラックグロス(艶有り)・ブラックマット(艶消し)・ホワイトグロス(艶有り)・
ホワイトBL(艶有り) ・ブルーグロス(艶有り)・メタリックゴールド(艶有り)
メタリックシルバー(艶有り)・イタリアンレッドグロス(艶有り)・イエローグロス(艶有り)・
ライムグリーングロス(艶有り)・ブラックSVメタリック(艶有り)
オレンジグロス(艶有り)・クロームメッキ調グロス(艶有り)・グレーグロス(艶有り)・その他・パウダーカラーは今後増えていきます
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2・ミラーポリッシュへのパウダーコートクリアー
溶剤クリアー(塗装膜)に代わる(樹脂膜)の新しいクリアーです。
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ミラーポリッシュへのオンクリアーは溶剤系のクリアーが一般的ですが
密着性、耐久性、塗装肌の頑丈さから考えれば「パウダーコートクリアー」がポリッシュ面保護に今一番、理想的なクリアーコートです。
パウダーコートのクリアー肌の頑丈差は溶剤クリアーの比ではありません。 |
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BBS-DTM |
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剥離から下処理研磨 |
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スーパーミラーバレル研磨(3次元)完成 |
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パウダーコートクリアー噴射 |
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パウダーコートクリアー完成
塗装膜ではなく樹脂膜です。 |
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ポリッシュへのオンクリアーは一般的に溶剤系(液体)の「1液型クリアー」か「2液型クリアー」となります。
「1液型のクリアーコートは硬化剤がないため130℃焼付けで硬化させるクリアーで透明度が高く、量産向となり新品ホイールはこの「1液型のクリアーコート」が主流です。
弱点は肌が弱いため飛び石傷や干渉傷が入りやすくクリアー劣化も早いのが難点です。
見た目は綺麗でも肌は軟弱です。
「2液型の硬質クリアーコート」は修理屋・塗装屋さんなどワンオフの塗装向きで硬化剤の比率が高いほど塗料代も高いですが、塗装肌の硬さも高くなります。
塗装肌は1液型より肌が強い硬質型となります。ただし1液・2液の共通の難点としてツル肌仕上げのポリッシュへの塗装は光沢仕上げを目的とするため「足付けの荒研磨」が出来ません。そのためどうしても密着性にやや難がでてきます。
「静電式(固体)パウダークリアーコート」は「密着性が高く肌が頑丈で艶引き感、透明度も従来の2液の溶剤系と代わらない」となれば今あるクリアーの中では 第3のクリアーと呼べる「パウダーコートクリアー」が、フルポリッシュホイールへのオンクリアーでは今のところでは最強の位置にあります。
※注)「パウダーコートクリアー」は完全無垢アルミ剥き出しの商品に限りますので一部カラーが残ったダイヤモンドカットやカラー塗装の上塗りにはパウダーは不可のため一般的な溶剤2液型クリアーとなります。 |
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3・各種塗装へのベースとしたパウダーコート
ハイパー塗装・スパッタリングメッキ・溶剤ウレタンカラー・マグホイールなどパウダーコートを下地用として利用しています。
パウダーコートベースから溶剤ウレタン仕上げの作業例はこちら
パウダーコートベースからハイパー塗装仕上げの作業例はこちら
※2011年4月25日パウダー導入開始からのオーダー商品となります。 |
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1Ps/丸塗りハイパー塗装のベースとしてブラックグロス |
1Ps/丸塗りウレタンカラー塗装のベースとしてグレーグロス |
2Ps/ハイパー塗装(リム/ディスク個別塗装)のベースとしてブラックグロス |
2Ps/ALLパウダー(リム/ディスク個別塗装)白・黒パウダーフィニッシュ |
A・アドバン
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B・アウディー純正
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C・BBS-RS-GT
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D・BBS-RS-GT
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塗装剥離・腐食削除・ブラスト研磨(パウダーには必須工程です。)
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A-1・塗装剥離
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B-1・塗装剥離
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C&D-1・塗装剥離
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A-2・ブラスト研磨
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B-2・ブラスト研磨
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C&D-2・ブラスト研磨
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他所とのパウダー下処理はここからが違います。
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A-3・バレル荒研磨
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B-3・バレル荒研磨
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C&D-3・バレル荒研磨
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個人向けカスタムペイントを自前でパウダーコートを行っているお店はまだまだ少ないようです。またパウダーコートの下処理として通常、剥離からブラスト研磨してパウダー噴射となりますが、当店ではさらにバレル荒研磨にかけて下処理研磨を1工程追加しています。
ホイールを丸ごと磨くスーパーミラーポリッシュ用のバレル研磨機を設置していますので、それをパウダーコートの下処理に使えないかと思い、当店独自でパウダー塗装用下処理に脱脂剤を添付して最終荒研磨にバレル研磨も追加採用しています。パウダーは下処理が命です。
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ここからパウダー噴射、釜焼きとなります。
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A-4・パウダー噴射
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B-4・パウダー噴射
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C&D-4・パウダー噴射
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A-5・釜焼き
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B-5・釜焼き
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C&D-5・釜焼き
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パウダーはベースとして溶剤ウレタンカラーで仕上げます。
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A-5・ハイパー塗装
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B-5・溶剤Mグレー艶消し
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C&D-5・リム/ディスク個別ハイパー塗装
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C&D-5・リム/ディスク個別パウダー&クリアーコート |
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アルミ無垢素材の上面にベースとなる頑丈なパウダーコートをする事により溶剤系のサフ下地より格段に密着性は向上します。
パウダーにより下地、土台が硬くても、パウダーの上面へハイパー塗装やスパッタリングメッキで新たな塗装を被せたモノは上面塗装の特性となり、塗膜の硬さ、耐久性や退色性は最終塗装の特性に依存されます。
傷が付きにくい・飛び石に強い・高温に耐えられ色焼けしない・耐久性、退色性に優れているなどを一番の目的とする場合はパウダーカラーワンコートフィニッシュとなります。 |
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