真空蒸着メッキの表面仕上げの特徴と留意点


真空蒸着メッキの利点
蒸着メッキは細かいメッシュ、フィンなど複雑な形状のホイールにも安価でメッキ調に仕上げられると言ったメリットがあります。またリペアー後、再メッキなども低コストが最大の利点です。

真空蒸着メッキの表面仕上げ欠点・留意点
メッキ調の仕上がりとなりますが、メーカー仕様ではありませんので、小さな粒、ホコリ、塗装波などの蒸着メッキ特有の現象があります。それらは、細いスポークタイプや曲面の多い物などはさほど気にする程度の物ではありませんが、(個人差があります。)面の広いディッシュ、スポークタイプや深リムなど多少目に気き不向きです。
小さな粒、ホコリなど気にされる方や神経質な方また、高級高額ホイール御依頼などはクレームトラブルの原因となりますので、蒸着メッキはお勧めいたしません。

新品同様・品質重視のお客様はクロームメッキかスパッタリング(SMC・SBC)メーカー仕様をお勧めします。

一般的な蒸着メッキより料金が割高となり納期もかかりますが面の広いディッシュ系などでも新品同等に仕上がります。

仕上がり・料金・納期・耐久性はすべて比例します。     蒸着スパッタリングクロームメッキ  となります。

面の広いディッシュ、スポークは写り込み反射が多いため塗装波や微小な粒等が若干目に付き蒸着メッキではクオリティーがやや劣り蒸着メッキの不得意とする構造タイプです。
メッシュ、フィン、細いスポーク、など面が細いため塗装波や微小な粒など目につきにくくまた丸みをおびた形状の多いスポークなどは蒸着メッキでも充分なクオリティーが得られます。
丸みをおびたスポーク
細いスポーク
フィンタイプ
細いツインスポーク


スチール深リム蒸着メッキ施工例
深リムホイールは蒸着メッキ、スパッタリングメッキ、金属クロームメッキに関わらず奥部、細部など
メッキの蒸着が悪くなり、若干薄い表現になります。