クロームメッキ・真空蒸着メッキの仕上がりの違いと判別につて 

電解硬質金属クロームメッキと、真空蒸着メッキの表面仕上がりの違い
電解硬質金属クロームメッキ
表面が金属クロームのため鏡の様な仕上で、まさに最鏡の輝き!となります。
メッキ水槽加工のため表、裏、側面全面光沢メッキとなります。
真空蒸着塗装メッキ
銀メッキ蒸着以外の下地加工や表面加工は全て塗装仕上げのため塗装波や微小の粒等が見受けられる場合があります。
蒸着の旨く届かない奥ばった箇所や裏、側面は艶の無い銀の表現となります。
構造材質を選び、メッキできない形状の物や廉価粗悪な商品の場合素材を痛める事もあります。
サイズ制限 ホイール24インチ前後まで
値段が割高
納期がかかる(1ヶ月〜2ヶ月)
リペアーが割高(メッキ剥離代が別途発生)
クローム独特の深みのある最鏡の輝き
構造材質を問わずクロームメッキでは対応できない物でも対応できます。
サイズ制限 ホイール20インチまで
パーツ125センチx45センチ以内(真空釜規格内)
値段が割安
納期が早い(2週間〜3週間)
リペアーが割安(程度により上塗りメッキが可能)
塗装波、微小のホコリ、粒、気泡などまれに発生しやすい。
   クロームメッキ(電機メッキ)加工参考価格
メッキされてない程度良好のホイールやパーツの場合
ワンピース18インチ  1本 59.000円〜

パーツ 1点 12.000円〜
※複雑な構造、形状、素材によりメッキ出来ないものもあります。
    真空蒸着メッキ(塗装メッキ)加工参考価格
メッキされてない程度良好のホイールやパーツの場合
ワンピース18インチ  1本 23.000円〜

パーツ 1点 6.000円〜
※複雑な構造、形状、素材を選ばずほとんどのものに対応します。

クロームメッキ・スパッタリング&真空蒸着メッキの剥げ、メクレ、腐食の特徴と判別方法
一般ユーザーはクロームとスパッタリング&真空蒸着メッキは、ぱっと見、判断は難しくどちらのタイプか分かりにくいかと思います。
メッキホイールを修正、再メッキ依頼する場合クロームとスパッタリング&蒸着メッキではお値段、納期が大きく違ってきますので、まずはご自分のホイールがどのタイプか確認してください。
【電解硬質クロームメッキ】

表面が金属膜のため、曲がりや傷、メッキメクレのなど有る場合、赤茶げた金属層が見えてきます。
裏面、側面はクローム膜が薄いため一部剥げた部分がありますので、金属層など裏面、側面でも判断しやすいです。
爪で軽く擦って見てください。表面が金属膜のため傷は付かずツルっとすべります。
【スパッタリング&真空蒸着メッキ】

表面が塗装膜のため曲がりや傷、メッキメクレのなど有る場合下地のベースコート塗装(黒・グレー・その他)など塗装下地が見えてきます。
また裏面、側面はメッキ膜が薄いため、一部剥げた部分箇所で下地のベースコート塗装(黒・グレー・その他)が見えてきます。
爪で軽く擦って見てください。表面が塗装膜のため僅かなこすり傷が付きます。※デザイン面で無い箇所でお試しください。








金属の錆び、金属片が浮いているのが、お解りかと思います。手で触れてみて、荒く触ると指先を怪我しますので、ご注意ください。 メッキの銀膜がメクレ、剥げてベースコート塗装(黒・グレー・その他)が見えてきます。手で触れてみても塗装膜ですので、ポロポロと剥がれ落ちてしまいます。