ポリッシュホイールの代表的なシミ・腐食
ポリッシュ素地の表面上は透明なクリアーのためシミ・腐食が透けて見える現象です。
角部などクリヤー塗装膜の薄い箇所の自然剥離や上面に飛び石傷やガリ傷が付けばクリアーが一部剥げてしまいその傷口から水が入り込みます。浸入した水気がクリアーとアルミの間に入ったままで常に湿った状態となるため虫食い腐食が起きてきます。
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穴あけ加工面やスポーク角部など境目からのシミ・腐食 |
ピアスボルトの絞込みと飛び石によるシミ・腐食 |
SpeedLine-1Ps |
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DAYTONA-1Ps |
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AMG-3Ps |
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LM−2Ps
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ガンメタ塗装部は全く痛んでいませんが、ポリッシュ部から水シミの腐食が現れます。 |
白シミだらけの悲惨な状態に劣化した切削式ダイヤモンドカットの表面です。 |
ポリッシュリム上から直にピアスボルトを組んであるホイールはボルトによりクリアー面が絞られ一部切れてしいそこから水の浸入により腐食が始まります。 |
よくあるLMのミミズシミです。バルブ穴開け付近とフランジ角部付近それ以外は飛び石による傷から水の浸入によるポリッシュ面への腐食現象です。ゴールドディスク部はカラー塗装のためミミズ錆びは出ていません。 |
1Psホイールの腐食は全て共通します。 |
2・3Psホイール組み立て式は構造により変わってきます。 |
1Psホイールは一般的に窓部やスポークサイド面はカラー塗装してあります。そのカラー塗装部は痛みが無くポリッシュ部のみ塗装劣化が進むのは下地がツブ肌仕上げのカラー塗装に対してツル肌の仕上げのポリッシュでは塗装の密着性が劣り、さらに下処理塗装の違いから塗装の耐久性の差が出てくるためです。 |
写真右LMのオーバーヘッド型はディスク面へピアスボルトを組んであるためピアスボルト絞りは関係しませんが、写真左AMGのような旧式のアンダーディスクやサンドイッチ型はリム上から直にピアスボルトで締めてあるためクリアーが絞られ切れてしまいボルト付近から腐食が始まります。 2・3Psホイール構造についてこちら |