各メッキ加工の特徴・特性
仕上がり・料金・納期・耐久性はすべて比例します 真空蒸着メッキ<スパッタリングメッキ<クロームメッキ
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電解硬質金属クロームメッキ
写りこみなど鏡のような光り輝きは抜群の仕上がりとなります。メッキといえば王道クロームメッキです。 |
●クロームの再メッキについて●
クロームの再メッキ加工は、まず既存の金属皮膜を全て剥離する必要があります。ブラスターで剥れるものでは有りませんので溶液槽の中へ浸けて電気分解での剥離となりますので別途メッキ剥離代が発生します。その後新に研磨、バフ仕上げ再クロームとなりますのでペアー代が高価格となり納期もかかります。 |
金属クロームメッキは通電しない素材の上に通電する金属皮膜をくっ付て、その金属皮膜に電気をかけて陰極の反応でメッキする電気金属膜の工法です。
光った金属のカバーを付けたようなイメージと表現すれば判りやすいかと思います。
25インチまでのビッグサイズにも対応しますが、材質、構造を選び複雑な形状やデザインは不向きで、奥ばった箇所、影、隅の部分など蒸着の薄い箇所などは下地の金属皮膜が酸化腐食しやすく、アルミ面と金属皮膜の密着部が数年の内にメクレ、剥がれの現象が現れます。
クロームメッキ処理を施す際は「有毒性劇物」の使用などで環境面からメッキ工場が減少しつつありその上、新規参入も行政の認可が難しいため施工原価が高騰する傾向にあります。
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電解硬質金属クロームメッキ
金属皮膜のため、傷や衝撃に強く、表面の仕上がりは、深みのある鏡面仕上げとなり、新品同様に仕上がります。25インチまでのビッグサイズにも対応しますが、材質、構造を選びます。
短所として、値段が割高となり、納期もかかります。複雑な形状やデザインは不向きで、奥ばった箇所、影、隅の部分など蒸着の薄い箇所などは下地が金属皮膜のため酸化腐食しやすく、アルミ面と金属皮膜の密着部が数年の内にめくれ、剥がれの現象がある場合もあります。
また再メッキする場合、既存のメッキの金属皮膜を全て剥離する必要があり、溶液槽の中へ浸けて電気分解して剥離研磨しますので、メッキ剥離代が発生し、その後再メッキとなりペアー代が割高になります。。
※重要)鍛造ホイールへのクロームメッキ加工は不向きです。
クロームは最鏡の輝きとなりますが、リスクも伴います。そのリスクとは、リクロームする際、素材を痛め、強度がどうしても低下してしまいます。
鍛造ホイールへのクロームメッキ加工は、頑丈で軽量な鍛造ホイールが強度を落とし、鍛造の要素を低下させて鍛造の意味を損なってしまうからです。
元々厚みのある重量な鋳造(CAST)1Psホイールにクロームメッキは適しています。
クロームメッキはアルミ合金の一部を溶かしてしまい素材を痛める難点があるため新品ホイールのクロームは全て鋳造(Cast)ホイールでクロームする事を前提にあらかじめ厚めに重たく造ってあります。
そのためクロームメッキホイールは全て重量が課さんでしまいます。
そんな理由から鍛造ホイールでクロームメッキの商品はありません。
素材を痛めない塗装式のスパッタリングメッキ(SMB・SBC)の鍛造ホイールはAVSやSSRなど一部スパッタメッキホイールが代表されます。
つまり鍛造ホールで市販されているメッキホイールはスパッタリングメッキ(SMB・SBC)となります。
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スパッタリングメッキ(SMB・SBC)&蒸着メッキ(SMC)
素材を選ばず環境にやさしいクロームに変わる新しい製法の銀幕蒸着法のメッキ処理です。スパッタと蒸着メッキは光輝度、仕上がりに差が出てきます。 |
●スパッタ・蒸着の再メッキについて●
金属箔膜蒸着の下面、上面は塗装式のためブラスターによるメッキ剥離が可能ですので、低コストにて剥離できます。一旦アルミ素地の状態にしてからスパッタや蒸着のメッキ加工となります。アルマイトやクロームより短納期、割安で再メッキ処理出来ます。 |
スパッタリングメッキ&真空蒸着メッキは下地となる塗装のベースコート上に科学反応により金属箔(クロームや銀)の蒸気を吹き付けて処理する金属箔膜蒸着の工法です。メッキ処理以外の前後の下処理工程が従来の塗装式のため一般的にメッキ塗装と呼ばれたいますが塗装用ガンでメッキするものではありませんのでお間違えないように。
ホイール表面上に光った金属箔膜をくっ付けた後、それを保護、抑えるためにクリアー塗装してある所は両者共通します。
熱で銀を蒸発させるだけの蒸着メッキはやや難点も伴いますが、スパッタリングメッキはクローム箔膜をアルゴンなどを叩きつけてそのエネルギーをもってベースコート(粉体静電気塗装)表面上に被覆しますので薄くても丈夫な皮膜が得られ、下地のベースコート(粉体静電気塗装)の価格の違いや設備、作業コスト面で、真空蒸着メッキよりスパッタリングメッキの方が仕上がりや光輝度、耐久性は勝りますが、価格も割高となります。
市販されているクローム以外のメッキホイールは品質、耐久性の面からほとんどスパッタリングメッキとなります。 |
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スパッタリングメッキ(SMB・SBC)
ベースとなる下地にはパウダーコーティング(粉体塗装)を施し、クロームに変わるホイールへのメッキ加工としてよりクロームにより近い仕上がりとなります。高額な高級ブランドホイールにもお勧め出来ます。料金的には蒸着とクロームの中間の位置にあり、品質もメーカー仕様同等新品同様のクオリティとなります。表面が塗装式のため熱や傷、衝撃には弱いです。 仕上がり・料金・納期・耐久性はすべてにおいてクロームと蒸着メッキの中間の位置となり無難で安心出来る選択となります。MAX 20インチまで可能
真空蒸着メッキ(SMC)
材質を問わず、素材そのもの直にメッキ出来ますので、値段も割安で、納期も早く出来ます。再メッキ加工代も手ごろな価格で収まります。輝きなどクロームのような鏡面にはなりません。小さな粒、気泡、塗装波などの蒸着特有の現象が見受けられ仕上がりにやや難があります。高額な高級ブランドホイールや面の広いディッシュ系にはお勧めいたしません。表面が塗装仕上げのため熱や傷、衝撃に弱いです。MAX 20インチまで可能
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